迅速検査の一部中止について

保護者の皆様へ

 十勝においても小学生、中学生の発熱で新型コロナウィルス感染が確認されるケースが散見されます。

 溶連菌感染症などの迅速検査は原則行わず、臨床診断にて確定診断とさせて頂き、処方対応させて頂きます。

 RSウィルス感染症については現在非常に流行しており、悪化のリスクの高い乳幼児に限り、医療者より選択させて頂き検査を検討させて頂きます。

 先週、今週に当院を受診したお子様の検査結果では、保育園などで流行があり、発熱の有無に関わらず、咳嗽、鼻汁のみられるお子様の多くが、RSウィルス感染症でした。当院を受診される場合には、診察した所見で診断し、処方や再診観察などを行うことをご了承頂きたいと思っております。

 鼻腔吸引においても、RSウィルス感染症における呼吸状態の悪化が考えられる乳児のみとさせて頂きます。

 当院では予防接種を中心とした予防医療に重きをおき、新型コロナウィルスの検査には対応ができません。

 小学生、中学生においても新型コロナウィルス感染症を、溶連菌などの迅速検査や臨床症状で鑑別することは困難であり、新型コロナウィルス対応の発熱外来の受診をすすめさせて頂く場合がございます。

 皆様のご協力とご理解のほどお願い申し上げます。

 8月26日            院長より

最近の流行について[8/21]

保護者の皆様へ

 十勝において乳幼児にRSウィルスの感染が広まり、流行期になっております。 

 7月中旬よりRSウィルスの流行が帯広市内で確認されておりましたが、8月初旬より保育園児、幼稚園児の感染が芽室町、音更町、広尾町など十勝全域に拡がっております。

 年長児のお子さんは発熱と鼻水ぐらいで軽快することも多いのですが、乳幼児は咳、鼻汁から呼吸障害へと症状が強くなりやすいので、十分に注意してください。2歳以上のお子様は以前にRSウィルスに感染の既往があるため、症状が比較的軽いことが多いですが、2歳未満のお子様は発熱を伴い、喘鳴がみられ咳が強い経過が多いです。

 特に注意して頂きたいのが、ご家庭に生後6ヶ月以下のお子様がいる場合です。一緒に住んでいる兄弟がRSウィルスに罹患した場合に、下のお子様に感染し呼吸障害がみられ、入院加療を必要とする場合があります。

 軽度の下痢、嘔吐がみられる胃腸炎が少し流行しています。4月、5月に流行したノロウィルスの発症はほぼみられない状態まで落ち着きました。夏に流行するノロ以外のウィルス感染症と思います。また夏には血便を伴う強い下痢がみられる場合は0157などの腸管出血性大腸菌感染症が注意されます。

 発熱、倦怠感のみられるお子さんの中に溶連菌のお子さんもみられますが、それほど多くはみられません。手足に皮疹のみられるウィルス性発疹症と呼ばれるものも少ないながらいらっしゃいます。

 新型コロナウィルス感染症については、今回流行しているデルタ株においてはこどもからこどもに感染するケースが確認されております。デルタ株においても基礎疾患のない乳幼児が重症になるリスクは極めて低いです。しかし、こどもから大人に家族内感染がみられるケースが散見され、その点も含めた留意が必要です。

8月21日                 院長